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お買い物は専らネット派のウサギさん。今日も、お気に入りの韓国コスメショップで注文した化粧品が届きました!が、いつもは日本国内から届くのに、今回は韓国から届いた様子。いつもと違う発送方式で、なんだかちょっと心配。

やっと届いた!いつものECモールで買っているのに、今回は遅かったなぁ。
あれ?海外から発送されている。なんでだろう?



何かお困りごとかな?



あ、フクロウ博士!ネットショップで買い物をしたんですが、海外から届いたようなんです。段ボール箱も、モールのマークがついていないものだし。



方法、同じモールの出店者でも、このモールの倉庫に在庫を置く出店者と、出店者自身の倉庫に在庫を置く業者とあるんじゃよ。



そうなんですね。今日はちゃんと届いたからいいけど、海外からだと本当に届けてくれるのか、心配だなぁ。



確かにそう感じる買い物客もいる。だから、モール側はモール運営の倉庫に商品を置くよう、出店者に促しているのが実情じゃ。



海外からだと、日数も長くかかるし。あれ?でも、送料はかからなかったですよね。



送料は「無料」ととらえることもできるが、「送料込みの金額」と考えることもできる。



なるほど!その分、商品価格が高く設定されているってことか。てことは、ますます日本に在庫を置いて欲しいなぁ。



日本に在庫を置くと、そこからの送料は安いが、結局日本に送るまでに売主に送料がかかるし、在庫リスクもある。海外の自社倉庫に在庫を置くか、もしくは注文に応じて仕入れられれば、売手にとってのリスクが少ない。在庫リスクが少ない方が、商品も豊富に揃えられるというメリットがある。



確かに、海外通販は品揃えが豊富で、しかもすごく安い。そうやって調整してるのかぁ。



海外から直送の通販サイトが次々生まれているのには、そんな事情があるんじゃ。



あれ?送料込みで料金設定がされているとはいえ、海外から送られてくると、税金はかからないんですか?



いいところに気が付いたのぉ。今回、税金は徴収されたかな?



いえ、特に何も徴収されず、何の手続きもなく届きました。



個人の買い物レベルの場合、「簡易通関」と言って、輸入者に確認もなく、書類上の確認だけで通関されることが多いんじゃ。輸入関税・消費税は、輸入者である購入者が支払う義務を持つ。しかし、払った自覚がないじゃろ?



はい、大丈夫でしょうか?



心配無用じゃ。これには、2つの理由がある。
輸入金額1万円までの少額貨物は、原則として、関税、消費税および地方消費税は免除される。 ただし、酒税およびたばこ税・たばこ特別消費税は免除にならないので注意。
①関税・消費税がかからない場合:
②出店者が払っている場合:
多くの場合、海外出店者は、到着時、税金が自分に請求されるように設定している。つまり、出店者が支払っている。それにより、購入者が面倒な手続きをしなくてよいのが利点。とはいえ、その分値段に反映されているので、特に得をしているわけではない。



なるほど。自分で支払っていない場合は、実際課税されていないか、出店者が商品金額に載せて支払ってくれているか、ってことなのですね。



そうじゃ。ネットショッピングもどんどん便利になるなぁ。わしも夜行性じゃから、夜中はネットショッピング三昧じゃ(笑)。
ネットで買ったときの送料と税金の仕組みが分かったウサギさん。
フクロウ博士という意外なお買い物仲間もできて、ますます賢くショッピングできそうです!