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【キツネくん、ECオープン 物流大成功への道 ACP編③】

日本の大手ECモール運営会社Rに勤務するリスくんと、「大谷グッズを日本のECで売りたい」と考えるロサンゼルス在住のキツネくん。輸入者のいないキツネくんが、日本に商品を輸入するためには、ACP(税関事務管理人)を指名し、日本に輸入税を納めなくてはならないことが分かりました。では、どうやって税金を納めるのでしょうか?

※「大谷グッズ」を輸入するには、知的財産権の関係で日本での販売ライセンスが必要になりますが、今回の話では、分かりやすくするためにライセンスに関しては問題ないという前提で記載しています。

リスくん

フクロウ博士、キツネくんは、税関事務管理人として、非居住輸入者として日本に商品を輸入する予定です。日本の税関にはどうやって納税できるのですか?

フクロウ博士

俺はアメリカに住んでるから、自分では受け取れないよ基本的には日本の輸入者と同じじゃよ。輸入者が通関業者に金額を支払い、通関業者が税関に支払ってくれるんじゃ。

キツネくん

物流費用と一緒に支払えばいいのか?

リスくん

ゴメンナサイ、雑な喋り方で。悪い奴じゃないんです💦

フクロウ博士

いいんじゃよ。率直でよろしい。そう、物流費用と一緒に請求されることもあるし、別になることもある。いずれにしろ、海外から支払うことは可能じゃ。

キツネくん

別に払いたくもないんだけどな。

リスくん

もう!払わなかったらどうなるんですか?

フクロウ博士

そのリスクを取って、通関業者からは先に請求が来ることもある。払わないと、輸入ができないのじゃ。

キツネくん

それは困る。税金は幾らくらいなんだ?

フクロウ博士

基本的に、輸入消費税は10%。関税はモノによって、無税のものもあれば、なん十パーセントのものもある。

キツネくん

うわぁ、例えば大谷Tシャツは何%なんだ?

フクロウ博士

単色で、WTO加盟国産で7.4%。無税の国もある。

キツネくん

なんだか、もう訳がわからん。

リスくん

ACPの業者は、通関業者とこのあたりのやり取りも進めてくれるから、実際はそれほど困らないみたいだよ。それを含めての手数料だと思う。

キツネくん

まあ、この辺もコストとして見ておかなくちゃいけないってことだな。

フクロウ博士

そうなんじゃ。税金を支払える、ということが、輸入者としての重要な義務の一つなんじゃ。

キツネくん

ところで、ACPをやってくれる業者が見つかったら、どうやって届出はするんだ?

フクロウ博士

そのあたりは、すべてACP業者が手続きをしてくれるんじゃ。依頼主は、自国・州が発行する登記簿、ビジネスライセンスなどのコピーを提出する必要があるが、必要書類はACP業者が教えてくれる。

キツネくん

それだけでいいのか?

フクロウ博士

その他、届出様式があるが、ACP業者がドラフトを作成してくれるので、依頼主は確認だけすればよい。

キツネくん

意外と簡単だな。

フクロウ博士

そういうやり取りの速さは、業者によってまちまちじゃから、対応の良い業者を選ぶのが重要じゃ。

キツネくん

分かった。とりあえず、幾つか聞いてみるか。リス、お前の知っているところ、紹介しろ。

フクロウ博士

もう、相変わらず乱暴だなぁ。フクロウ博士、ありがとうございました!

ということで、まずはACP業者を探してみることになったキツネくん。EC大成功に繋がるか!?

ACPについて、もっと詳しく知りたい方は、こちらSelling-in-Japanまで。

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